上映を機に休耕地活用へ 愛媛 新居浜上映会

投稿日: 2013/08/07 4:34:25

愛媛県では 労協センター事業団えひめ医療生協新居浜医療生協、地域NPO3団体、市議会議員、県議会議員等で実行委員会を結成し、6月30日に新居浜市総合文化センターで上映会を開催。若者サポステ、地域の障がい者団体、市、県議、労福協、新居浜のワーカーズ・コレクティブの人たち等140人が参加。

2回の上映の間に、佐々木龍前新居浜市長のコーディネートで協同労働をテーマにパネル討論。森康行監督、愛媛医療生協 三浦弘二理事、新居浜医療生協 鴻上千恵美専務理事、センター事業団の川上健太 四国エリアマネージャーがそれぞれの活動や実践を報告しました。

佐々木前市長は実行委員会メンバーのNPOの方が紹介してくださり、試写会や第1回実行委員会から参加してくれています。

この映画の感想を、新居浜医療生協の鴻上専務理事が「非常に温かい映画。ほっこりした」と言われたのがすごく印象的でした。

新居浜市議会は 協同労働の協同組合法 早期制定意見書が採択されていませんが、実行委員会に参加している市議会議員、県議会議員を通じて採択に弾みがつきそうです。

上映を機に、菜の花プロジエクト も、新居浜で前進を始めました。

森監督の講演

菜の花で盛り上がる

新居浜の実行委員会の打ち合わせで労協が全国で取り組む「菜の花プロジェクト」の話をしたところ、実行委員会のメンバーが関心を持ち、上映会の余剰金をこれに活用しようという話にも。

新居浜サポステ等も、就労体験に位置付けられればと、協力的です。

さっそく、実行委員会メンバーの新居浜市議のつながりで見つかった、耕作放棄地の下見に行きました。幼稚園が近く、人通りの多い所なので、今年は面白い菜の花プロジェクトになりそうと期待していました。

ごみ減量課が大歓迎

ところが、市役所に相談に行くと、この耕作放棄地が農地登録をしていることがわかり、農事組合法人しか借用できないことや、いくつかの点で農業委員会が難色を示しました。

やり取りを聞いていた課長が、「放棄地の所有者が一緒に活動を行えば農地の貸付にはならないはず」と助け舟を出してくれ、ゴミ減量課の課長に口添えしてくれました(農地登録していない耕作放棄地はゴミ減量課が担当となる)。

ゴミ減量課でこの話をしたところ、「市内で年間400件程、放置された土地にクレームが寄せられるが、指導しようにも、土地所有者が高齢のため、ほとんど対応できない。この提案は非常にありがたい」と大歓迎され、早急に紹介できる物件がないか、現在探して下さっているところです。(川上健太 四国エリアマネージャー)