労協センター事業団 栗東事業所 上映会から清掃実習へ

投稿日: 2013/07/03 1:19:35

労協センター事業団 栗東事業所は、地域のみなさんと実行委員会をつくり、映画「ワーカーズ」を5月19日に上映。野洲養護学校の先生が来場されたのがきっかけとなり、6月の2週間、清掃現場に実習生を受け入れました。(栗東事業所 所長 三宅俊也)

栗東上映会は、実行委員の紹介を通じて、福祉関係など地域のさまざまな方々とつながり、約200人の参加。滋賀県立野洲養護学校の先生も来られ、知り合うことができました。先生は「高校3年生の職場実習として清掃の仕事を」と要望され、大津市の滋賀県立図書館で、2週間にわたり6日間、清掃実習を行いました。

K君は、時間もきっちり守り、実習の報告やコミュニケーションにも問題がありません。県立図書館の職員さん達にもきちんと挨拶ができました。

最初は、道具の使い方もぎこちなかったのですが、時間をかければ上手になりました。当初は、不安のせいか注意力散漫なところも見られたのですが、そのような行動も段々に減りました。将来、清掃の仕事がK君の自立の手段となってくれると受け入れた現場として嬉しいです。

実習を受け入れた奥村さん南さんは、教えることを通じて、仕事のありがたさ、協力の大切さを改めて実感しました。

6月25日に、本人と先生、お母さんを交えて反省会を行いました。本人は「早く起きるのはしんどかったが、バス通勤のハプニングなど予想外のことがおきても対応できた。トイレの掃除には抵抗があったが、やってみると楽しかった。清掃の仕事も将来の仕事の1つと考えたい」と話し、お母さんは「日頃より30分早く起きて、自分自らで行動できた。帰ってきたら、奥村さん南さんの話を楽しそうにしてくれた」と語りました。

(K君の感想文 クリックで拡大します)

ぼくは県立図書館でそうじの実習を2週間しました。その中で初回は玄関や通路のおちばはきでした。ほうきではいていたんだけど、ほうきの使いかたがざつで、先生に一回やり方をおしえてもらいました。そうしたら、はき方がうまくなりました。その仕事は3日続き日が照りつけてあつかったです。

4日目は開園時間までかいだ(ん)のそうじをしました。ゴミが多くて大変でしたがすぐになれました。5日目はちょっと無理をして地下4Fまでかいだんのそうじをしました。

5日目と6日目はトイレのそうじをしました。トイレそうじはいやだなと思っていたけどやり始めると少しおもしろかった。便器の中をスポンジでゴシゴシみがきました。きれいになってスッキリしました。

おくむらさんとみなみさんがやさしく話しかけてくれたので楽しく仕事ができました。ありがとうございました。

(添付の、日本労協新聞もあわせてお読みいただければ幸いです)