登場者の期待 映画を通じて、新たなつながりが生まれてくれれば

投稿日: 2013/02/18 1:31:12

映画を通じて、新たなつながりが生まれてくれれば

子育てステーションこだち 所長 内藤郁代 (映画に登場)

映画『ワーカーズ』では、私たち立花児童館のスタッフが、お母さんや地域の人たちと一緒に、子育て講座を開催したり、親子ひろばとカフェ、一時預かりなどを行う 「子育てステーションこだち」 を立ち上げる様子が取り上げられます。

今は核家族で、都会ではマンション住まいの方が多い。保育園に子どもを預けていれば、仕事と育児の区切りがつく方が多いようですが、お仕事をしないで子育 てをされている方は、私の知る限り、すごく行き場を探されている。住まいの扉をしめてしまうとカプセルのようで、その中で、子どもと1対1、あるいは1対 2で、ずーっと向き合いっぱなし、そういう方が多いようです。

「こだち」は、孤独になりがちなお母さんたちの居場所になっています。親同士で話せ、愚痴もこぼせ、子どもと食育クッキングも。また、短時間保育も行い、事情によっては、夜、子どもを預かります。

こういう「居場所」が増えると、今のお母さんたちの子育ては楽になると思うんです。地域で子どもを育てる。人とのつながりのつみかさねで、子育ちの環境がよくなる。この映画を通じて、新たなつながりが生まれてくれればいいですね。

それから、子育ての悩みを一人で抱え込まないで、地域で子どもを育てる可能性に、もっとみなさん気づいてほしい。高齢の方を含めて、さまざまな人が、あの子のこと「知ってる、知ってる」と、子育てを軸に地域の人たちが豊かにつながる、そういう地域をつくっていきたい。 (ワーカーズコープ・日本労協新聞より)

URL : 子育てステーションこだち

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